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「一瞬でYESを引き出す心理戦略。(著:DaiGo)」
この本を読むことで、本当にビジネス現場で一瞬でYESを引き出せるのか?
あらすじ
メンタリズムと親和性が高いのがビジネスの現場。
職場や取引先などどうしても人間関係が発生するところで、気持ちよく仕事するために欠かせないのが人との「信頼関係」。
だからこそ、ビジネスパーソンはメンタリズムを活用すべき。
メンタリズムは技術なので、誰にでも使えるようになる。
感想
観察する
例えばバッグの中に、単行本の背表紙が見えることがあります。するとこの一瞬の観察で「相手が今、どんな本を読んでいるか」という情報を得られるのです。
もし私もその本を読んでいたら、本の背表紙を確認してからしばらく時間をおいて、その相手にこんな会話を仕掛けていきます。
都合よく自分も同じ本を読んでいる場合がどれほどあるだろうか?
闇雲に、本の話題を出したところで、相手からは訝しがられそうなもんだが・・・と思ってしまった。
相手のバッグにはどんなものが入っているか、中は整理されているか、開いた手帳にはどのくらい予定が入っているかーこれだけでも几帳面さや人間関係、社交性など、その人に関するかなりの情報を得ることが出来ます。
そのあとに、相手のバッグの中を観察するというパターンも紹介されていけど、そんな都合よく相手のカバンの中を観察することができるんだろうか?っていう風に邪推してしまう。
これも、普段から観察するようにすることで、他のことに気を取られずに自然に観察することができるまで観察を続けて習慣にする必要があるのかもしれない。
信頼させる
また、完全に正確に同じ動きをするよりも、相手が右手にコップを持ったら自分は左手に持つなど、自分が相手にとって鏡に映った姿になるように左右対象にマネると、よりラポールがつくりやすくなります。
MLMの人なんかは結構ラポールって単語を使ったりするように思えるんですが、ラポールってのは、心理学用語です。
相手との親近感や信頼関係のことを意味する用語だそう。
意識的にラポールを成立させて、人間関係を良好に保とうとするテクニックを「マッチング」・「ミラーリング」と言います。
要は、相手と同じ行動をすることで相手に親近感を抱かせる訳です。
ただ、これも、相手に真似ていることを悟られては意味がないので、上記のように鏡に映ったように左右対称に真似たりワンテンポ遅らせたりすることで、潜在意識に働きかけていく必要があります。
だからこそ逆に、最初にデメリットの情報をオープンにすることが、何よりも「誠実さ」の大きなアピールになります。本来なら隠したいくらいのマイナスポイントを先に明かすことによって、「正直で誠実な人だ」と思ってもらえるわけです。
これやって、見事に失敗した例を知っています。
というか、自分が何度かやらかしてるので、先にデメリットをオープンにするのはやめた方がいいと思うんだけどなぁ・・・
ただ、著者の言うように、こう行った話をするまでに信頼関係が築けているのであれば話は別なのかもしれませんが。
まとめ
誰かの技術や経験はそのまま使うのではなく、自分の状況や環境に合わせてアレンジする。「一般化された知」は「パーソナライズ」して利用することが大事です。
この本の全ては、この部分に集約されているように思った。
いくらメンタリズムを学んでも、結局、自分のビジネス現場において使えなければ意味がないから。
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