「直感で決めろ」とか言う人いるじゃないですか。
自分の経験談だと、MLMの勧誘文句の一つにありましたw
「なんでやろうと思ったかって?直感だよ!」だから、一緒にやろう!みたいな。
あとは、「直感でビビッときたんだよね、この会社はヤバイって」みたいな。
って言う話からの、「君は、このビジネスをどう思った?直感で答えて。」って感じでこっちに聞いて来るの。
で、「悪くはない・・・んじゃない?」とか「可能性は・・・あると思います。」みたいな感じで、ふわっとした回答をすると、「じゃあ、まずはお試しでもいいからやってみようよ」と。
断ると、「なんで?悪くないって言ったよね」とか突っ込んできてウザいことこの上ないw
ところで、この直感って、信じたほうがいい場合と信じないほうがいい場合があるんですよね。
で、MLMとか詐欺的な投資勧誘とかで引っかかってしまうパターンとしては、信じてはダメな場合の直感を「良い直感」だと勝手に思い込んでしまうことだと思う。
そもそも、直感が直感として作用するのって、前提となる知識や情報がある程度豊富に蓄えられていて、良し悪しを判断可能な状態じゃないと意味がない。
すごい雑な例えをするけど、
「あいうえお かきく□こ さしすせ□・・・」
みたいな感じで、「□」の中に入るものを求めなさいみたいなやつ。
もちろん、難関小学校とか中学校とかのお受験みたいに色々解法とかもあるんだろうけど、そもそも50音を知らないと、直感っていっても正しいか正しくないかなんて判断できない。
50音を知っていれば、答えなんて類推は簡単。
逆に50音を知っていれば、「あいうえお かきくこ さしすせろ・・・」だと、「け」がないって言うことに気づける。
気づけなくても、違和感を感じることはできると思う。
こう言う時の直感は8割がた正しいんじゃないかと思う。
先のMLMとかの勧誘だと、よくある呼び出されて長時間の勧誘説明とかだと、そもそも判断の論拠となる情報って、その人から聞いた説明のみになってしまう訳で、こう言う時に感じる直感なんて、基本的に間違い。
まぁ、その場での決断を強要されたり、長時間の拘束とかもあるけど、知識があやふやな状態での決断を迫られる。
あとは、こういう勧誘って基本的に悪いこと言わないしね。
大学の入学式や、新入社員たちがそういった勧誘で新しくターゲットになり始める時期(まぁ、そういう勧誘は年中やってますがw)なので、ふと。
そういう話の場に行かないことや、きっぱり断るとかそもそも論ですが、やつらは巧妙に近づいて来る場合もあるので、もし流し読みでもしてくれたなら記憶の片隅にでも放置しといてくださいw
ドキュメンタリーでやってるような直感を信じて大成功だった話ってのは、ディープラーニングが完了したAIみたいな状況なので、もう間違えない。
でもってそう言う人って、言語化できないまでも明確な判断基準があるので、少なくともそういうレベルまでは知識のインプットをしなきゃなと。
その分野に精通していて、かつ信頼の置ける人が側にいるなら必要ないかもだけど、そう都合よくそんな人はいないので、自衛のためにも日々勉強は必要だわ。
ちょうど昨日の帰りに読書のために寄ったファミレスで熱心に友達?っぽい人に保険か投資?の説明してる女の子を見かけて思った。
席が近かったので少しだけ聞き耳を立ててたけど、その夫婦、円安円高も理解できてないような感じでドル建ての何かの説明を受けてたので、リスクとかも理解できてないような感じだったなぁ。