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自分がBitcoinの投資の勧誘を受けたのは、今年に入ってから。
俗にいう、HYPEというやつです。
- 日利1%以上
- 簡単に始められる
- 最低投資金額1万円〜
- 毎日が給料日
こんな触れ込みで誘われた人も多いんじゃないでしょうか?
HYPEって何?
HYPEって何かわからないまま、知らず知らずに手を出して、痛い目を見た人も多いかもしれません。
っていうか、誘ってくる人は「HYPE」なんて言葉は使ってこないですがw
HYPE
H:High
Y:Yield
I:Investment
P:Program
と言われるもので、基本的には
「1日で」0.5~1%という非常に高い利回りを提示する案件
と考えておけば大体あってるはずです。
まぁ、日本じゃ考えられない金利ですよ。
テレビ番組でもビットコインが特集されたり、多分、ビジネス雑誌とか、主婦向けの雑誌でも特集が組まれていたでしょう。
そこに、日本で銀行に預けていては絶対にありえない高金利での投資として勧誘されてしまう・・・と。
HYPEの何がいけないのか?
飛びます。
日利で1%。
ということは、月利で30%の支払いを運営側は行うわけです。
で、支払いが出来なくなると、運営は飛びます。
そもそも無茶
100万円に対して30万円の支払いをするんですよ?
現実的に考えたとして、毎月30%以上の利益を出していないと支払えないわけです。
サイコロ振って投資をしても、50%の勝率。
優秀なディーラーでも、サイコロの勝率を超えることは難しいといわれています。
ましてや、勝率だけでなく、30%以上の利益をたたき出さなくてはいけません。
それも、基本的には毎日、必ず勝たないといけない。
勝てなかったらどうなる?
超優秀なAIでトレードしてるから安心!!とか入って勧誘してくる人がいますが、何が安心なのか?(笑
そんな優秀なシステムがあるなら、それだけで運用していれば、1ヶ月もしないうちに億単位の金を稼げるようになるわ。
ってことで、毎日のこととなると、1%の利益を確実に出さなきゃいけません。
1%利益を出せても、それは会員への利息なので、運営側が利益を得ようと思ったら、人件費や設備費などを考えると2%までは必要じゃなくても、1%以上必要になります。
そうすると、月利で30%以上が必要に・・・
月利30%に満たなかった時に、利息の支払を待ってくれるわけじゃないので、どうするか?というと、原資である会員からの登録費に手をつけるしかなくなる。
実際には、サービス開始初期とか、今回みたいに日本でブームになりかけた時なんていうのは、会員登録も増えるけど、それに伴って勧誘した会員へのバックも比例して増える。
そうなると、月利30%じゃ、どう考えても運営自体が回らなくなる。
最終的に飛ぶ
どうなるか?というと・・・
Webページにもログインできなくなり、メールなんかでも連絡が取れなくなります。
そうなったら、オシマイです。
お金はもちろん返ってきません。
基本的に、海外の事業者のため、日本からだとどうしようもないです。
泣き寝入りになりますね。
基本的なHYPEの仕組み
詐欺・・・とまでは言わないけど、詐欺に近いです。
高金利で人を勧誘します。
会員はさらに人を勧誘すると、バックがもらえるので熱心に勧誘します。
HYPEの支払い
会員に対しての日利の支払いと、勧誘へのバックを支払い続けるということは、日利1%だとしても、月に30%分の支払い。
加えて、勧誘のバックへの支払いを考えると、40%とか50%の利益率を叩き出さないと運営は回らないでしょう。
ここからは、想像でしかないですが、結局、原資に手をつけることになります。
表面上は、金利や勧誘に対してのバックの支払いが続きます。
原資を取り崩して・・・
当然ながら、会員の勧誘の勢いも、永遠には続かないので、どこかで会員の登録での入金と、金利等の支払いは逆転します。
運営としては、赤字を出してまで続けないので、ある程度利益が出ている時点で、ページを閉鎖し、飛ぶ。
HYPEはダメなのか?
ごくごく初期のものだけは可能性が高いです。
この、初期というのは、日本での知名度が低い時。
MLMでも日本上陸前〜とか、新しいビジネス〜とかって勧誘していたりします。
それと同じです。
異常な高金利ではありますが、日利1%だとしても、初期の投資額を回収するまでには100日かかります。
大体、頭金は出金出来ないので、100日以上に渡って運営が続いた場合のみ利益になります。
HYPEは早いものだと1ヶ月くらいで飛ぶので、とても回収しきれません。
それなのに、世間ではHYPEで資産が○倍になった!とか日給○万円とか言って勧誘してきます。
それは、なぜかというと、MLMのような勧誘に対するバックが主なので。
だって、1%の利率だって100日以上経過しないと投資額分を回収できない。
更に、支払は月~金の5営業日で土日は無い(事がほとんど)ので、実際には、100日といっても3ヶ月ちょっとではなく、5ヶ月近く必要。
※100日=5日×20週=5×1ヶ月(4週間を1ヶ月した場合)
それを日利の収入と合わせて見せて「どう?こんなに儲かってるから一緒にやろうぜ」って誘う。
逆にいうと、初期の勧誘合戦が終わってから登録しても、基本的に旨味はゼロ。
半分以上の投資は、利益が出る前に飛ぶだけです。
基本的にはMLMと同じ
勧誘に応じて、バックが発生するし、バイナリーシステムも採用しているところが多い。
別にバイナリ自体を否定はしないけど、結局、飛ぶ前提でHYPEをやる以上は、勧誘でバックをゲットするしかない。
それも、可能な限り早く。
で、原資を回収したら、即効で止める。
もしくは、原資分だけ引き出して、後は飛ばない可能性にかけつつ再投資する。
MLMと違うところは、
- 毎月の会費が発生しないこと(大体は)
- 利息が発生すること
かな。
なので、運よく100営業日以上もてば、原資分は回収できる見込みがあるところ。
HYPEをやらない方がいい時
これは、今までそういった投資話なんてしなかったような自分の知り合いが誘ってきた時。
あとは、家族が言い出したとき。
十中八九、勧誘によるバックが目当てです。
仕組みやリスクも理解していないことが多いです。
大体、初期の入金額が高いプランを進めてきますw
もしくは、知人に熱心に誘われてしまって、止めにくい状態。
「1万円から始められるけど、10万円のプランの方が金利が高いしオススメだよ」って感じで。
なんでかって?
そりゃ、勧誘時のバックが多いからに決まってますわw
そして、大体は、すでに会員の増加が遅くなり始めているような時で、ひどい時には入金直後に飛ばれますw
どうしても断り切れないこともあると思うので、そういう時は、投資の基本ですが、無くなってもいい余裕資金でしかやらないことを徹底するべき。
それこそ、家族とかが始める!なんて言い出したら、殴ってでも止めましょう。
その金で、FXのフルレバ博打をやったほうが、まだ可能性がある。
冗談だけどw
唯一の例外は、その人が、そういった儲け話に敏感で、常に最新の情報を持ってきてくれるような場合だけ。
それでも、ダメな時は多いけどw
基本的に、富裕層でもない限り、自分が知った時には、もう遅いことが多いから。
自分が特別な伝でも持ってない限り、誰も知らない話なんて聞けません。
自分は、Bitcoinに手を出したけど、遅すぎた
Zaifで口座を開設しています。
実際に、今手を出して持っているのは、
- Bitcoin
- XEM
- MONACOIN
の3通貨。
BitCoin
実際の話として、BitCoin自体は購入をしました。
4月頃だったはず。
Zaifで口座を開設し、本人確認が終わって、実際にBitcoinが購入できるようになるまで、1週間くらいかな。
その間に、Bitcoinは一気に値上がりし、14万円とかになっていました。
14万円なんて、ちょっと無理・・・
っていうことで、放っておいたら、一時的に12万円くらいまで下がったので、ちまちまと購入。
最終的には、0.4BTCくらい購入しました。
だいぶ高値掴みしちゃったなぁ・・・と思ったのを覚えてます。
自分が始めて知った時って、まだ1000円とか行ってなかったと思う。
次に改めて知ったころには、5万円を越えてたくらいの頃。
で、実際に手を出したのは、自分の周りでも比較的、そういうのに敏感な層がやりだしたタイミングだった。
XEM
実際、BitCoinをこれ以上買い増すのは、資金的に無理だったので、安い通貨でも買っておこうということで、XEMという通貨を買いました。
当時、14,5円くらいのあたりで買い。
モナコイン
同時期にちょいちょいと買い。
これもXEMと同じく、14,5円くらいで。
これが化けました。
正確な理由はわかりませんが、一時期100円近くまで値上がりしました。
基本的に10円台での購入だったため、MONACOINだけは、5、6倍になってます。
5月後半
自分がHYPEを知ってから数ヶ月、自分よりもそう行った儲け話とかに疎い層にまで広まったのか、他の仮想コインも含めて値上げが続く。
Bitcoinも20万円を超えてきて、それこそテレビの特集でもチラチラと見てました。
その後、さすがに加熱しすぎたのか、1度価格は下がる。
さらに、5月に取引所のCoinCHeckが障害でロールバックを行い、阿鼻叫喚にもなりました。
https://coincheck.com/blog/3636
システム不具合で、CoinCheckだけ異常な高値になった時に売買を行い、利益を得た人も多かったみたいですが、問答無用で無慈悲なロールバックだったので、それらは一切なかったことにされました。
6月以降
再度価格が上がり、一時は30万円を超えたりも。
5月以降に、HYPEを始めた人は、なんかもうご愁傷様って感じしか持てません。
仮想通貨を買っておくべきかどうか
個人的には、1BTCくらいは、買っておいてもいいかと。
6、7月はボーナス月の人も多いと思うので、1BTCくらいなら変えると思います。
仮想通貨の今後は?
んなもん分かれば、ガンガン買ったり売ったり出来ますよw
って身もふたもないけどw
それでも、東京オリンピックの開催される2020年くらいまでは、なんだかんだで値上がりはすると思う。
実際、日本でもビックカメラを始め、BITCOINでの支払いができるようにはなって行っている。
クレカ払いが浸透しているアメリカとか、偽札や騙される不安が大きい中国?とかでは、BITCOINが浸透してもおかしくないとおもう。
ただ、日本ではどこまで浸透するかな・・・と。
オリンピックに向けて、主要都市部とか観光地の店では、BITCOIN支払への対応が進む。
だから、それまではBITCOINは価値が上がると思う。
積立という選択肢
Zaifですが、仮想通貨の積立ができます。
毎月定額分の仮想通貨を購入していける。
いきなり1BTCを買おうと思うと、30万円近くかかるけど、0.1BTCなら3万円くらいなので、手を出しやすいはず。
毎月1万円の積立なら、0.03BTC?くらいずつ買い増すことができます。
自分は1万円の積立で
- Bitcoin:8,000円
- XEM:1,000円
- MONACOIN:1,000円
にしてます。
ただ、今の過熱ぶりだと、大して買い増せないので、金額の見直しは必要かもしれない。
買った当初だったら、1年くらいで1BTCになってる計算だったけど・・・
BitCoinは持つだけは持っておくべき
少なくとも、コレだけ認知されて来ているので、BitCoin自体がなくなることは無い。
一応、2020年のオリンピックの外国人観光客の増加に対応するようにBitCoinが使える場所は増えるだろうし、対応して、BitCoinの価格も40~50万円くらいに行ってもおかしくない。
ただ、資産の大半をBitCoinに投入するのは、現状の値動きと価格からすると、初めてBitCoinを持つ人には敷居が高すぎる。
なので、自分の知り合いがBitCoinのことを聞いてきたら、基本的には積み立てを勧める。
Zaifなら手軽だし、毎月の入金とか、購入を面倒くさがらず(というか忘れず)にやれるなら、国内の取引所ならどれでもいいし。
なんか、結局、4倍ぐらいに下がってた
実は、週末ぐらいからネタを考えて書き始めてたんだけど、7月11日現在だと、65円前後で推移してる。
BitCoin始め、他の仮想通貨も軒並み下げてる感じです。
なので、最終的に、MONACOINで、8倍ヨッシャ!!ーって書きたかったけど、現実は厳しかった・・・
手を出したタイミングのおかげで、仮想通貨だけに関して言えば、含み益状態ではあるけど。