かれこれ数ヶ月のエラー
以前、会社のノートPCのHDDをSSDに変えたわけですが、それからずっと、あるエラーに悩まされておりまして・・・
その内容は、
エラー 175: 不変名が ‘Oracle.ManagedDataAccess.Client’ の ADO.NET プロバイダーがコンピューターまたはアプリケーションの構成ファイルで登録されていないか、読み込めません。詳細については、内部例外を参照してください。
というもの。
これが、とあるプロジェクトのソリューションファイルに発生したまま、解決できませんでした。
客先では問題にならなかった
とあるお客様向けのプログラムだったんですが、とりあえずこのエラーが発生している状況でビルドしたものでも動作確認が取れたので、そのまま保留に・・・
そんな、保留にしていてもいけないんですが、当時、エラー内容などで調査するも、めぼしい情報はヒットせず。
もしくは、英語のページが見つかるばかり。
ざっくり流し読みしてみるも、具体的な解決案は見つからない状況。
修正が必要になったため、エラーの調査開始
今度は英語のページももうちょっと読み込んでみました。
で、検索ワードを変えたりしつつたどり着いたのがこのページ。
ASP.NET MVC の Entity Framework で Oracle 既存DB 使いたい
http://d.hatena.ne.jp/sora235/20160621/1466476656
どんぴしゃという訳じゃないんですが、
こんな記事もあるけど、やっぱりOracle Developer Tools for VS2015のインスト、いりそう。
結果>
ODT for VS2015 インストしていないとOracleDBに繋がらないみたい。
モデル > 追加 > 新しい項目 で、「ADO.NET Entity Data Model」を選択する。
の辺りですが、Oracle Developer Tools for VS2015が妙にひっかかり調べてみると、案の定インストールされていない。
実際、HDD時代にインストールされていたか・・・は不明ですが、インストールしていた気もします。
Oracle Developer Tools for VS2015でドンピシャ!!
試しに、追加してみます。
VSのソリューションエクスプローラ上で追加したいフォルダを右クリックし、「新しい項目の追加」をクリック。
ADO.NET Entity Data Model を選択し、名前を登録し、追加ボタン。
モデルに含めるコンテンツで「データベースからEF Designerを選択肢、次へ。
ここにOracleが存在しないわけです。
この画面はODPのインストール後なので、Oracle接続できている状態ですが、データソースにOracleが選択できませんでした。
当然、次の画面でも、接続情報が作成できません。
件のプロジェクトファイルでは、接続情報自体はconfigファイルとしてあるものの、Oracleへの接続自体が無い状態なので、Oraele用に作成された部分でエラーになっていました。
Oracle Developer Tools for Visual Studio 2015のインストール
http://www.oracle.com/technetwork/jp/developer-tools/visual-studio/overview/index.html
へ接続して、ダウンロードタブを選択。
Oracle Developer Tools for Visual Studio 2015 をクリック。
AcceptLicense Agreementにチェックを入れ、ODTforVS2015_122010.exeをクリックし、ダウンロードする。
(過去のバージョンもあるので、指定があれば、それを選択する)
インストールは、DLしたexeをダブルクリックして、普通にインストール。
そのままじゃ上手くいかない
最初のエラーはこの時点で解消されたんですが、今度は別のエラーが・・・
一筋縄ではいきませんw
早速、デザイナを開こうとしたら、こんなエラーが・・・
Visual Studioを再起動しても、駄目でした。
テキストベースで直接弄る分には問題ないんですが、それだと何のためのデザイナーかとw
Entity Framework 関連でエラーが発生する場合の対処法http://d.hatena.ne.jp/fyts/20090108/entity
近い現象で悩んでた人を発見。
なので、コレにしたがってやって見ます。
ツールボックスで右クリック。
ツールボックスのリセットを実行。
警告されるけど、そのまま続行する。
先のページだと数分ってあったけど、自分の環境では一瞬だった。
ソリューションの規模による?かもしれない。
後は、Visual Studioを再起動。
無事、デザイナで表示されました。
テーブル名やら、項目名やらは勝手ながら塗りつぶしで・・・
まとめ
今回、テーブル変更が必要になったりで、再度調べたわけですが、これでエラーも無くなり、万々歳です。
エラーは解決したけど、発生した仕様修正対応は残るけどねw
とはいえ、次回起きても対応できなさそうなので、メモとして。