年末年始にサブPCのリプレースを行った際に、HP製PC特有(?)のBIOS設定で詰まったので、メモ書き。
結論から言うと、よくネットに乗っているBIOS設定箇所にはVT関連の設定は無く、別のところにある。
- Securityタブ→System Security→Virtualization Technology (VTx)の値をDisabledからEnabledに変更
これで、VTが有効になる。
年末にサブPCが壊れたところから全ては始まった
年末にファイルサーバーも兼ねているサブPCが逝った・・・
正確には、再起動すればしばらくは使えるが、すぐにフリーズ状態になって操作を受け付けなくなる。
再起動直後に、なんとかファイルだけでも操作しようとしたけど、エクスプローラーを開いた時点でフリーズして無理だった・・・
諦め・・・るわけにもいかないので、何とか延命策を講じることに。
どうも、SSDが寿命のような気がする・・・
システムディスクの延命を試みようとしても、そもそも起動直後に即効でフリーズするため、何も出来ない。
ただ、ブルースクリーンになるとか、電源が落ちるとかいうわけでもない。
で、いろいろ検索してみると、どうもSSDの書き込み回数が寿命に来ていて、ファイルの書き換えが出来ないため、フリーズしているんじゃないか?という可能性に行き着く。
あくまで可能性だけど、512GBのSSDだが、少なくとも5年ぐらいは使っていて、ほぼ24時間365日起動しっぱなし。
512GBだが、システム用パーティションとしては120GBほど。
120GBとはいえ、そう書き換え可能データ量に達したとは思えない。
それこそ、ペタバイトの世界の出来事になる。
システムドライブじゃなくて、データドライブが原因かも
24時間365日ほぼつけっぱなしとはいえ、つけっ放しなだけのシステムドライブでペタバイトのデータを読み書きしているわけが無い。
というか、していたら、ウィルス感染してるんじゃね?って感じ。
じゃあ何?
ってことで、次の可能性。
データドライブ。
400GB(厳密にはもっと少ないが)ほどをデータドライブとして割り当てていた。
そこでは、仮想マシンが3台、これも24時間365日ほぼ稼動しっぱなしの状態。
これじゃね?
いや、3台とはいえペタバイト単位のデータの読み書きが発生したとは考えにくいけど、計4台分のシステムが1台のマシンに同居していて、ほぼ稼動しっぱなし。
当然、夏場も。
高温環境下での稼動で熱の負担も相当なものだったと思うし、逆に冬場でも継続的な書き込み+仮想マシンの再起動など、システム的に負荷がかかっていてもおかしくない状況だなと。
データ量だけで寿命は量りきれないところはあって、こういった使用環境も可能性にはなりうる。
SSDを交換しよう
なので、SSDを交換することに。
自宅での使用実績のあるコレをチョイス。
まぁ、もろもろは以下の記事に。
状況は改善しなかったので、中古PCを購入
SSD換装も無事完了し、ほっとしたのも束の間・・・
今度は再起動を頻発するようにw
笑うしかなかった。
1週間ぐらいは無事に動いてたんですが、そこから再起動をかますようになりました。
会社から、リモートで確認してたんですが、3日以内には必ず再起動してました。
ちょうど、クリスマスのころだったかな・・・
ということで、諦めて、中古で安いのを買おうと決断。
自作も考えたんですが、OSインストールから何からやるのと、初期不良の可能性込みで自作するのが面倒くさかったのもあります。
あと、曲がりなりにもサーバーとして使うので、そこそこの信頼感は欲しかった。
で、買ったのはHP製の小型デスクトップ。
こういった小型PCは一時期はコスパがすごく悪かったんだけど、今はスペックを求めなければ、省スペースで良い。
そこそこ動くしね。
購入時のスペックは
- Windows7 Pro 64bit
- メモリ:4GB
- HDD:320GB
- DVD-RWドライブ
こんな感じ。
追加でメモリを購入
仮想マシンを追加で動かす以上、メモリだけは潤沢にする必要があったので、追加。
デスクトップ用のは使えなく、ソフマップに在庫が無かったので、隣のビックカメラで新品を。
まぁ値段はそこそこ。
早速交換。
もともとのメモリを取り外して
新しいメモリを
取り付けます
HDDもSSDに換装
で換装したSSDは怖くて使えないので、換装に使用したSSDを入れ替えることに。
■005
のときみたいに、EaseUS Todo Backupを使ってクローンディスクを作成。
このHDDは使わずおいておきます。
換装が完了したら、とりあえず、蓋は開けたまま動作確認。
同時にやったら、メモリが以前と違うって怒られましたw
F1キーを押して続行します。
WindowsUpdateでハマル
WindowsUpdateでドハマリしました。
というのも、発売時期の工場出荷時のデータのため、WindowsUpdateがすごくたまってます。
後は、数が少なくなってもとにかく適用に時間がかかる・・・
で、失敗して、再起動を繰り返すように・・・
埒が明かないので、裸族のお立ち台DJ REVOを買ってきた
失敗するたび、再度、HDDに戻して、クローンSSDを作り直し、WindowsUpdate・・・
2回繰り返したところで心がおれて、単独でクローンディスクが作成可能な裸族のお立ち台DJ REVOを購入。
コレ一台で、ディスクのクローンが作成できて便利。
- HDDからSSDクローン作成
- シャットダウンして、SSDに換装
- SSDでWindowsUpdate失敗
- シャットダウンして、HDDに換装
を無限ループしそうな勢いだったので・・・
仮想マシンが使えない
いろいろ繰り返したものの、WindowsUpdateも無事終わり、仮想マシンを移植して起動ようとしたところ、見覚えのあるメッセージが。
会社でぶち当たった問題な感じ。
会社のPCでは、BIOSパスワードを忘れるなどして、変更不可なんですが、このマシンは違う。
ということで、早速BIOS画面で設定変更しようとするんですが、項目が無いw
HP製PCのVT設定は違う場所にある
Securityタブを選択
System Securityを選択
Virtualization Technology (VTx)の値をDisabledからEnabledに変更
これで、仮想マシンも無事に使えるようになりました。
まとめ
12月頭ぐらいから始まったPC不具合騒動もコレで一旦おしまい。
HP製のPCでは、VT仮想化を有効にするためには、
- Securityタブ→System Security→Virtualization Technology (VTx)の値をDisabledからEnabledに変更
が必要で、よく解説されているメニューの場所では無いので注意。